Ucns オーストリア
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U 特殊貨車
c 圧送荷卸し
n 最大荷重>30t
s 積車最高速度100Km/h
■Ucns
 荷重がカテゴリーの定義(30トン)を超え、圧送荷卸し方式の2軸特殊貨車(タンク型ホッパ車)である。
 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると911が割り当てられている。オーストリアのUcns形の形式番号は9117が確認されている。
   2023.5.7作成
粉体輸送用タンク型圧送荷卸し方式ホッパ車
21 81 9117 044-6 RIV A-GATXA Ucns 撮影:佐藤浩樹 2017.8.15 Hall in Tirol(スイス)
国-所有者  オーストリア GATXA  ■相互運用性 21 ■形式番号 9117 撮影済番号044(1輌)
S(100km/h)荷重19.0t(A 軸重16t)~28.0t(C 軸重20t)~32.0t(D 軸重22.5t) ★★(指定線区120km/h)
自重13.0t 容積35.0m3 全長9.64m 固定距離6.00m
走り装置:2段リンク式
 世界的な貨車レンタル会社GATXのオースリア法人であるGATX Rail Austria(所有者コードGATXA)所有のセメント輸送用2軸特殊貨車(タンク型ホッパ車)である。
 外観上は円筒タンク体を有するタンク車に見えるが、タンク体は半円筒(上部)と2つの円錐(下部)を組み合わせたタンクとホッパをミックスした形状で、機能的にはホッパ車である。上部の半円筒の胴板は涙滴状となり側梁上部に溶接され、その内側に2つの円錐が溶接組み立てされる構造である。鏡板は上半分だけ設けられていて、胴板の前後端は外側に向かって斜めに延ばされている。製造工程は複雑となるが合理的な構造だ。タンク体上部には前後2つの積込口が、タンク体下部である円錐下部は吐出口と左右に延びる荷卸し配管が設けられている。荷卸し方式は圧縮空気による圧送方式で、タンク体中央下部の側梁上方には圧縮空気導入配管が設けられている。台枠はタンク体下部と干渉する中梁を無くした構造の平台枠と推測され、台枠とタンク体は一体構造となっている。走り装置は2段リンク式。基礎ブレーキ装置は空気ブレーキ、補助(留置)ブレーキ装置は手ブレーキである。
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