1000形式35噸積石碴車

記号:P35B

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1995(民國84/平成7)年にP35B1001〜1020の20輌が唐榮鐵工廠鐵道車輛工場で製造された35トン積私有石碴車。所有者は東部鐵路改善工程局であり、花東線、北廻線,宜蘭線で行われた線路改良工事用として登場した。石碴車とはバラスト散布用ホッパ車のことで、新線建設及び保線用の非営業車である。外観はアメリカンスタイルであり、わが国の標準バラストホッパ車であるホキ800形より全体のバランスはとれている。転向架(台車)はTR301である。北廻線の改良1992年から始まり2003年に大部分が完成し供用が開始され残る一部も2005年に完成した。この改良は単線非電化を複線電化するにあたり随所で旧単線を放棄し複線のトンネルや橋梁を設ける大規模なものであった。東部鐵路の改善終了後は台湾鐵路管理局に払い下げられ35B1000形に改番された。

2008/9/1作成 2015/12/15全面書き直し 2011/6/3解説修正

P35B1004

撮影:山鹿幸一 1999/1/14 台東(台湾)

P35B1006

撮影:山鹿幸一 1999/1/14 台東(台湾)

P35B1011

撮影:山鹿幸一 1999/1/14 台東(台湾)

P35B1013

撮影:渡辺一策 2000/8/26 高雄港(台湾)

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