1000形式35噸積黏土斗車

記号:P35AH

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 2000年に余剰となった35BH1400形35噸積石斗車から台湾機械公司で改造された黏土斗車である。近年台湾では様々な私有貨車の新形式が誕生している。台湾国鉄(交通部台湾鐵路管理局)の貨物収入激減との台所事情にもよるが、新竹−竹東間運転休止による内湾線の孤立化のだいぶ前に、太宗であった石灰石輸送が廃止され大量の石斗車(石灰石専用ホッパ車)が余剰化した。この余剰化した石斗車の転用形式だ。

 積み荷は粘土であり、雨天時に水を吸うとホッパから自然落下しにくいためかカバーを掛けて輸送する。 そのカバーを掛けた状態の写真は長らく未見であったが,この貴重な写真を佐竹洋一様から提供いただいた。カバーは黄色かと思っていたが,表は緑色,裏は黄色であることが分かった。

 その後,宜蘭の次の駅の二結に本形式と幌付きのP35BHが居ることを車窓から確認していたが、2012年に初めてこの駅に降り立った。粘土とおぼしき灰色の泥をパワーショベルで積載し、例のカバーをかけて輸送するようであった。着駅は台湾水泥公司のセメント工場がある和平と推測される。

2008/11/4作成 2011/5/1,2012/12/10追記 2011/10/6,2012/12/3写真追加

P35AH1001

撮影:福田孝行 2012/12/1 二結(台湾)

P35AH1006

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1008

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1010

撮影:福田孝行 2008/6/19 台南(台湾)

P35AH1013

撮影:福田孝行 2011/9/26 蘇澳新(台湾)

P35AH1014

撮影:福田孝行 2012/7/19 和平(台湾)

P35AH1016

撮影:福田孝行 2011/9/26 蘇澳新(台湾)

P35AH1017

撮影:福田孝行 2012/12/1 二結(台湾)

P35AH1018

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1021

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1023

撮影:福田孝行 2011/4/1 宜蘭(台湾)

P35AH1024

撮影:福田孝行 2008/10/31 宜蘭(台湾)

P35AH1025

撮影:佐竹洋一 2006/3/11 南平(台湾)

P35AH1028

撮影:福田孝行 2012/7/19 和平(台湾)

P35AH1033

撮影:福田孝行 2012/7/19 和平(台湾)

P35AH1035

撮影:福田孝行 2008/10/31 宜蘭(台湾)

P35AH1037

撮影:福田孝行 2012/12/1 二結(台湾)

P35AH1038

撮影:福田孝行 2011/9/26 蘇澳新(台湾

P35AH1040

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1041

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1044

撮影:渡辺一策 2002/6/23 花蓮(台湾)

P35AH1046

撮影:福田孝行 2012/7/19 和平(台湾)

P35AH1047

撮影:福田孝行 2012/7/19 二結(台湾)

P35AH1048

撮影:福田孝行 2011/9/26 蘇澳新(台湾)

P35AH1050

撮影:福田孝行 2011/9/26 蘇澳新(台湾)

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