貨物列車と 構内風景 |
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2024年5月31日(金) 【ハンガリー】 ケレンフェルド (Kelenföld ) |
初めてのハンガリーの撮影地は友人の佐藤さんから教えていただいた、ブダペスト旧市街の南方にあるケレンフェルドとフェレンツヴァーロシュで4泊し3日間を撮影に当てた。列車本数は少ないが新車や未撮影貨車が多き撮影でき大収穫であった。 初日は、4時間睡眠を爆睡し、朝6時にホテルを出発し途中でトラムを撮影し、駅前で朝食のサンドイッチとコーヒーを調達し撮影場所であるプラットホームへ向かった。この日のケレンフェルドは朝晴れ、のち曇り、昼過ぎもの凄い雷とゲリラ豪雨、夕方薄日が差すめまぐるしい天気であった。またこの豪雨中には事故による抑止が11:45〜14:10の約2時間半ほど有ったこともあり、撮影した貨物列車は少なく、7:11〜15:36に21本であった。 また、撮影しているとカメラを下げた老紳士に話しかけられ、話をするとイギリスから来た鉄道マニアで、ここでイギリスから来る仲間24人と集合し、ハンガリー中を回るそうで、欧州の機関車番号を調査しているとのことであった。欧州の撮影事情を聞くと、やはりスペイン、フランス、イタリアは鉄道撮影NGとのことであった。昨年にはチェコで専用列車を貸し切ったとのことであった。 2024年11月2日作成 |
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写真S-1711〜1714 7:11〜8:47撮影 地下通路からプラットホームに上がると、目に飛び込んできたのは新車回送のinnofreightの長物車代用の柵柱ユニットを固定した2車体連結コンテナ車編成である。国および所有者コードはA-SKBINで、オーストリアで登録されたハンガリーの複合物流企業Budamar Innovations, a.s.であるが、innofreightと合併した。形式はSggrrsで、4851形178〜187の20輌で、1輌26.62mであるから編成長532.4mと長大編成であった。 |
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写真S-1715〜1717 7:51到着7:59発車 ドイツのRailpool GmbH機関車牽引の20輌編成セミトレーラーおよびコンテナ列車。編成は2車体連接ポケットワゴン17輌、ポケットワゴン1輌、60ft積載コンテナ車 |
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写真S-1718,1719 8:12発車 ハンガリーのプッシュプル客車列車 |
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写真S-1720,1721 8:25通過 除草剤散布列車。客車から散布していることにびっくり。 |
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写真S-1722、1723 8:30通過 ハンガリーの鉄道施設建設・更新会社V-HÍD Vagyonkezelő Kft. 所有の機関車重連牽引の11輌編成マクラギ輸送列車の空車回送。 |
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写真S-1724 8:34通過 工事列車やってきた |
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写真S-1725 8:48到着 ハンガリー・オーストリア鉄道会社ラーバーバーン(GYSEV)の Raaber City |
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写真S-1726,1727 8:49通過 フランスの機関車等リース会社AKIEM SASの機関車牽引の31輌編成の貨物列車で、タンク車29輌とサイロ形ホッパ車2輌からなる。タンク車の積荷はベンゾール、軽油又はA重油、トルエン、塩酸、カセイソーダ液であった。 |
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写真S-1728 8:58通過 ハンガリーのGyör-Sopron-Ebenfurti Vasut Részvénytarsasag機関車牽引の21輌編成コンテナおよびトレーラー列車。編成は、60ft積載コンテナ車9輌、90ft積載2車体連接コンテナ車8輌、2車体連接ポケットワゴン4輌 |
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写真S-1729 9:12通過 ÖBB1116形機関車牽引の23輌編成無蓋ホッパ車列車。編成は、全車オーストリアの鉄道貨物輸送会社であるRail Cargoのハンガリー子会社Rail Cargo Hungaria(所有者コードRCH )所有の側開き式無蓋ホッパ車であり、両端の妻面が高くなっているホッパ車は、過積載防止用に側面上部を切欠き改造したようだ。 |
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写真S-1730,1731 9:15到着 ブルガリアで登録されたスロバキアの鉄道貨物輸送会社Railtrans International, a.s.所有の17輌編成タンク車列車で、積荷は4輌がガソリン、13輌が軽油又はA重油であった。 |
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写真S-1732 9:19到着9:25発車 写真1730のタンク車列車の後ろ側に線に到着した25輌編成のゴンドラカー列車。貨車の登録国は6カ国、所有者は7社にまたがっていて、様々な形態のゴンドラカーが見られた。 |
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写真S-1733,S-1734 10:07到着10:08発車 チェコの鉄道貨物輸送会社METRANS, a.s.機関車牽引の22輌編成コンテナ列車。編成中の貨車は、80ft積載XLコンテナ車16輌、80ft積載2車体連接コンテナ車6輌 |
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写真S-1735 10:35撮影 ケレンフェルド駅公開風景 撮影場所にはベンチがあり、座っていても貨車の写真が撮れる素晴らしい撮影地だ。上の写真S-1733,S-1734はここから撮影した。共に焦点距離62mmで、形式写真撮影にはちょうど良い距離だ。 |
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写真S-1736 10:46到着 空車コンテナ列車到着。この撮影場所からだとプラットホームの向こう側を通り貨車の形式写真は撮影できない。列車は直ぐに発車していった。 |
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写真S-1737 11:37到着11:41出発 ドイツのBeacon Rail Capital Europe GmbH機関車牽引のスイスの貨車レンタル会社WASCOSA AG, Luzern(所有者コードWASCO)所有の26輌編成底開有蓋ホッパ車列車 |
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写真S-1738 11:42通過 工事車両だろうか |
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写真S-1739〜1741 11:43通過 低床コンテナ車14輌+2軸有蓋車6輌=20輌編成の貨物列車 |
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写真S-1742〜1744 12:30頃 抑止中の貨物列車4本、旅客列車2本、回送旅客列車3本。この後、激しい雷雨が襲ってきた。 |
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写真S-1745 13:14 抑止列車の間から架線作業車らしき車輌がやってきた。 |
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写真S-1746 14:10到着 抑止解除後、最初にやってきたドイツで登録されたフランスの機関車および客車のリース会社AKIEM SAS所有機関車牽引の26輌編成底開ホッパ車。ホッパ車はオランダで登録されたフランスのパリに本社を置くタンク車・ホッパ車を中心とした貨車レンタル会社ATIR RAIL(所有者コードATRR)所有車で、全くいたずら描きされていない状態で、新車回送もしくは落成まもないように感じる。 |
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写真S-1746 14:10到着 抑止解除後、最初にやってきたドイツで登録されたフランスの機関車および客車のリース会社AKIEM SAS所有機関車牽引の26輌編成底開ホッパ車。機関車のリース先はハンガリーの鉄道施設建設・更新会社V-HÍD Vagyonkezelő Kft.で、ホッパ車はオランダで登録されたフランスのパリに本社を置くタンク車・ホッパ車を中心とした貨車レンタル会社ATIR RAIL(所有者コードATRR)所有車で、全くいたずら描きされていない状態で、新車回送もしくは落成まもないように感じる。 |
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写真S-1747 14:14到着 続行でやってきたのはフランスのリース会社AKIEM SAS所有で、スロバキアのPrvá Slovenská železná, akciová spoločnosťで使用している機関車が牽引する28輌編成の底開式有蓋ホッパ車編成。 |
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写真S-1737〜S-1740 11:10到着14:26出発 抑止がかかり3時間16分抑止がかかっていたÖBB1116形機関車3重連牽引の37輌編成貨物列車。機関車は3輌ともパンタが上がっていた。編成中の貨車は、有蓋車6輌、ゴンドラカー2輌、40ft積載2軸コンテナ車10輌、60ft積載コンテナ車2輌、80ft積載2車体連接コンテナ車1輌、鋼線材積載長物車3輌、塩酸積載タンク車1輌、カセイソーダ積載キセ付タンク車14輌 |
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写真S-1741〜S-1743 10:30頃到着14:30出発 こちらも長時間抑止していた25輌編成の底開き式有蓋ホッパ車列車で、牽引機はÖBB1116形機関車で、車体にRail Cargo Hungariaとあるので、こちらにリースしていると考えられる。 |
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写真S-1744 11:40頃 到着も出発も撮影できず何輌編成が不明なコンテナ列車 |
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写真S-1745〜1747 15:02到着 チェコの鉄道貨物輸送会社METRANS, a.s.機関車牽引の13輌編成コンテナ列車。編成中の貨車は、90ft積載2車体連接コンテナ車で、積載されたコンテナはご覧のように45ftが主体であった。 |
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写真S-1748〜1750 15:20到着 DB478形牽引19輌編成貨物列車。編成は、酸化エチレン積載キセ付タンク車4輌、冷間圧延鋼板コイル輸送車15輌 |
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写真S-1751,1752 ÖBB1116形機関車牽引の35輌編成貨物列車。編成の車輌は、有蓋車2輌、2軸有蓋車1輌、2車体連結4軸有蓋車、60ft積載コンテナ車3輌、ゴンドラカー7輌、有蓋車7輌、2軸長物車1輌、タンク車11輌である。長物車の積荷はレール(4輌)、H形鋼(1輌)、鋼板(1輌)、タンク車は液化塩素(2輌)、塩酸(5輌)、次亜塩素酸ソーダ(1輌)、カセイソーダ(2輌)であった。 |