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貨物列車と
構内風景
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2023年5月13日(土) 

【ドイツ】 ポルツ(Porz(Rhein))

  新型コロナの入出国規制が完全になくなった2023年5月、4年ぶりにドイツへ貨車と貨物列車の撮影に出かけた。3月初めにANAの国際線キャンペーンで、フランクフルト往復が運賃92,000円、燃油サーチャージ98,000円、諸費用合計で210,260円というリーズナブルな価格であった。それにしても運賃より燃油サーチャージが高いなんて、ため息が出てしまう。

 5月12日羽田発フランクフルト着、13日ケルン、14日ハーナウ、15日ケルン、16日ケルン、17日マグデブルグ、18日ベルリン、19日ベルリン、20日ケルンと撮影し、21日フランクフルト発22日羽田着の行程であった。

 撮影初日の朝は快晴で、午前中順光であるライン川東岸にあるポルツ(Porz(Rhein))にて撮影を開始した。この日は土曜日とのこともあり、7:14〜11:17の約4時間で28本の貨物列車が通過した。8分強に1本通過するという高密度であった。この駅はSバーン等の複線の電車線にホームがあり、その西側に複線のICEやICが通過する列車線が、その西側に複線の貨物線がある駅である。

 2023年6月20日作成

  写真S1153、S-1154 07:31通過 コンテナ・ピギーバック編成。 列車写真は撮影していないが、この前の7:14にドイツ貨物鉄道の無蓋ポッパ車24輌編成が通過している。このコンテナとポギーバック輸送列車は23輌編成であるが、内5輌は2車体連接車であるので車体数で数えれば28車体の編成である。ご覧のように26ftタンクコンテナの積載が多かった。

  写真S-1155、S-1156 07:37通過 保線用枕木等輸送貨車10輌+無蓋ホッパ車1輌+無蓋車3輌+タンク車4輌+2軸有蓋車3輌+タンク車3輌+空コンテナ車1輌+タンク車1輌+タンクコンテナ積載コンテナ車1輌+タンク車3輌=30輌編成

  写真S-1157 07:40通過 ドイツに本社を置き欧州一帯に鉄道および陸送により自動車輸送を担う輸送会社ARS Altmann(所有者コードARS)の専用貨物列車で、新車輸送用2車体連結2軸有蓋車運車24輌(48車体)編成。

  写真S-1158 07:44通過 ドイツのWinner Spedition GmbH & Co. KGの専用貨物列車。我が国のブロックトレインのドイツ版で、積荷はトレーラとスワップボディーである。途中電車に被られ全車撮影できなかったため編成輌数は不明

  写真S-1159、S-1160 07:47通過 こちらはオーストリアのLKW Walter Internationale Transportorganisation AGの専用列車。2車体連接車20輌(40車体)編成で、19輌に38台のトレーラーが積載されている。EC加盟国は、トラックは日曜・休日の高速道走行禁止されていて、オーストリアやスイスでは一般道でも早強距離に応じて課金されること、運賃政策により鉄道輸送を有利としていることから、このようにトレーラのみの鉄道輸送はとても多い。

  写真S-1161、S-1162 07:50通過 途中ICEに被られたため30輌編成と推測され、タンク車が確認されているだけで23輌連結されていタンク車中心の化成品列車であった。タンク車の積荷は、アセトン、アクリロニトリル、アクリル酸、アクリル酸ブチル、酢酸、無水酢酸、ヘキサメチレンジアミン、液化ブタン、液化アンモニア、酸化エチレンと多義にわたている。

  写真S-1163 08:02通過  24輌編成(内1輌は連接車)からなるコンテナ列車で、有蓋、無蓋、タンクと様々なコンテナが積載されていた。

  写真S-1164 08:03通過 40輌編成からなる無蓋ホッパ車編成。1輌65トン積みで自重25トンののため編成重量は3600トンに[達する重量列車で、牽引機はDB 187形の重連である。

  写真S-1165、S-1166 08:08通過 フランスに本部を置き、欧州一帯にプジョーとシトロイエンの完成自動車輸送を中心とした総合物流企業Groupages express de Franche-Comté(所有者コードGEFCO)の新車輸送専用列車で、2軸車2車体連結車21輌編成(42車体)で、機関車を含めた編成長は712mと長い。

  写真S-1167 08:38通過 ARS Altmann(所有者コードARS)の専用貨物列車で新車輸送用2車体連結2軸有蓋車運車22輌(44車体)編成。

  写真S-1168 08:39通過  イタリアのインターモーダル輸送会社Ambrogio Trasporti S.p.A.(所有者コードAMBR)の専用列車で、2車体連接車19輌編成(38車体)で、インターモーダルコンテナ積載。

  写真S-1169、S-1170 09:01通過 有蓋車2輌+冷延コイル輸送車5輌+高側無蓋車25輌+タンク車3輌+鋼棒輸送平車2輌=37輌編成

  写真S-1171、1172 09:07通過 コンテナ・ピギーバック列車 ちょうどICE4の通過に被られ、前の方の貨車は撮影できなかった。インターモーダルを含め45ftコンテナが多く積載されていた。

  写真S-1173 09:14通過 鉄鋼スラブ積載(アタッチメント介在)2車体連結コンテナ車4輌(10車体)+屋根開閉式貨車5輌+鋼材積載平車1輌+冷延コイル輸送車1輌+屋根開閉式貨車2輌+タンク車1輌=20輌編成

  写真S-117409:15通過 2車体連結コンテナ・ピギーバック車20輌編成(40車体)の列車で、主にWALTERのトレーラーを積載している。写真S-1170通過の途中で手前を通過していった。

  写真S-1175、S-1176 09:23通過 側屋根一体幌式有蓋車1輌+タンク車6輌+高側無蓋車6輌+インターモーダルコンテナ積載2軸2車体連結車2輌+2軸タンク車2輌+冷延コイル輸送車2輌+タンク車1輌+有蓋車8輌+空コンテナ車1輌+タンク車1輌+高側無蓋車2輌+コンテナ車1輌+タンク車1輌=34輌編成

  写真S-1177、S-1178 9:28通過 軽油またはA重油(UN1202)積載のタンク車20輌編成

  写真S-1179 9:38通過 さまざまなコンテナを積載したコンテナ列車。通過中に右端の電車は出発し被られてしまった。

  写真S-1180 10:06通過 約40輌編成の2軸有蓋車の清一列車で、31輌編成のH形鋼とレール輸送列車に被られて1輌も撮影できなかった

  写真S-1181 10:17通過 有蓋車21輌編成。5分後に続行でコンテナ列車が通過(列車未撮影)。

  写真S-1182 10:26通過 熱延コイル輸送車5輌+冷延コイル輸送車11輌=16輌。

           10:45に21輌編成のコンテナ列車が通過(列車写真未撮影)。

  写真S-1183 11:01通過 冷延コイル輸送車2輌+低煽戸付長物車1輌+鋼棒積載長物車3輌+低煽戸付長物車3輌+冷延コイル輸送車5輌+鋼棒積載長物車2輌=16輌編成

  写真S-1184 11:08通過 19輌編成(うち17輌が2車体連接車)のコンテナ・ピギーバック列車。

  写真S-1185 11:17通過 低煽戸付長物車1輌+2軸タンク車1輌+輪軸積載2軸低煽戸付長物車1輌+有蓋車11輌(うち2軸2車体連結車5輌、側屋根一体幌式有蓋車4輌)+冷延コイル輸送車1輌+有蓋車6輌+冷延コイル輸送車1輌+側屋根一体幌式有蓋車1輌=23輌編成

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