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貨物列車と構内風景
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貨物列車と鉄道風景 170

2014/4/30 本輪西(北海道最後の石油列車)

 関東甲信越では鉄道による石油輸送が健在で大きな大きなシェアーを占めているが、近畿以西では全てタンクローリー輸送に置き換わりタンク車による輸送は過去のものとなって久しい。北海道では以前は室蘭地区、苫小牧地区、釧路地区の製油所・油槽所から北海道全土に石油をタンク車していたが、最後まで残った本輪西−札幌貨物ターミナル間の輸送が5月末で終了することが決まった。既に3月改正の貨物時刻表には記載がなくなり、列車番号も9000番台となっている。

 この日に本輪西で撮影可能な運転予定の列車は、札幌貨物ターミナル11:04発、本輪西13:24着の9772列車のみであった。曇のあいにくの天候であったが、待つこと暫し、念願の列車が到着した。

 撮影 :2014/04/30 福田孝行

写真S−804

 

 12時24分定刻に本輪西駅に到着した9772列車。

写真S−805

 

 編成後部から見た9772列車。この返空列車は16車であった。

写真S−806

 

新日本石油室湾製油所へ出発待ちの構内輸送列車。

 

写真S−807

 

新日本石油室蘭製油所構内に到着した列車。ここまで牽引してきたDF200−121は切り離され,構内入れ換え用のロコを先頭に引き上げ線へ向かう。

写真S−808

 

引き上げ線走行中の列車。ここから推進運転で,荷役線などへ転線していく。