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貨物列車と構内風景 |
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貨物列車と鉄道風景 1642012/12/2 打狗鉄道故事館(台湾) |
廃止された高雄港駅が鉄道公園として復活したとの情報をいただき、この日やっと訪問することができた。高雄港が現役時代はタクシー利用であったが、なんと高雄港駅本屋の直ぐ近くに地下鉄(KRT)の駅ができていて、とっても簡単にアクセスできるようになった。地下鉄の出口の目の前が、打狗鐵道故事館のエントランスなのだ。名称も戦前の日本統治時代の名称である打狗(たかお)鐵道故事館となっていて、台湾の親日ぶりをうかがわせる。 |
この打狗鐵道故事館は、末期の旧高尾港そのままで博物館にしたもので、建物は駅本屋そのもの、車輌が点在している屋外は線路を撤去しないで、一面芝生化している日本ではとても考えられない広大なものであった。
撮影 :福田孝行
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写真S−756
高尾港駅が現役だった時代に、撮影許可をもらいに行ったのがこの建物であった。今は、綺麗なエントランスゲートが追加されが、建物は昔のままなのが嬉しい。 ドアの右には、高雄港時代の「交通部 台湾鐵路管理局 高尾港站」の立派な看板がそのまま残されている。 |
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写真S−757
旧ヤードの中程から上の写真の建物方向を写した写真。線路が残っているのが分かるだろう。 |
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写真S−758
高尾港の写真に写っていた赤い陸橋は色あせているがそのままであった。 |
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写真S−759
このような広大な空き地になっている。 |
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写真S−760 15EF19 これが今回の目的の一つであった、15EF19である。この車輌は1912年高雄機廠(説明板には1911年日本車輌と記載)で製造された車令100年を超えている。この車輌も民国100(2011)年12月高雄工廠で全検を出ていて、車票には「本站留置 100年12月30日」と記されていた。 |
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写真S−761
展示車輌群 |
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写真S−762 3CK2109 最初は2100形3噸積篷守車3CK2109だ。 説明板によると、「1982年唐榮公司製造。貨物列車の最後に連結され、緊急時には手ブレーキを操作して列車を停止させ防護する。2011年9月に運用から外れ、高雄機廠で整備の上永久保存された。」とある。 |
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写真S−763 35G20060 次は20000形式35噸積敞車。説明板によると「1969年日本車輌製造。両側に煽戸を有する。台車はTR-204。2011年8月に退き、高雄機廠で整備の上永久保存された。」とある。 |
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写真S−764 35G20106 ヤード中央に置かれているのが20000形35噸積平車35G20106だ。これには植栽により2匹の大トカゲ(怪獣)が鎮座している。よく枯れないものだと近づくと、地下から配管が植栽に巡らされ、定期的に水(液肥?)が出ていてこの平車は恒に「びしょびしょ」の哀れな状態であった。 |
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写真S−765 CT259 CT259蒸気火車。ご覧のように我が国のC55形式である。 説明板によると「台鐵9輌のCT250形蒸機中の最後の1輌。1938年三菱重工製造。台湾総督府時代の形式はC559。1947年にCT259に改番された。日本国鉄のC55形と同型。典型的な旅客快速車用機関車。1982年に廃車された。」とある。 |
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写真S−766 DT609 説明板によると「台鐵39輌のDT580形蒸機中の1輌。1929年汽車製造で、製造番号1101。最高速度65km/h。1982年廃車。」 |
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写真S−767 35BK32952 客車列車のキョ光号や復興号の電源車として使用されていた電源車。 |
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写真S−768 35SP32426 ちょっと前まで、普通列車に多用されていた客車であるが、電車、気動車化が進んだ現代においては貴重さな存在である。説明板によると「1966年川崎かわ購入した20m級鋼製客車。定員64名。台車はTR-27。20105月に退き高雄機廠で整備の上永久保存された。」とされている。 |
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写真S−769
ここは、駅本屋自体も保存されていて、内部が公開されている。エントランスを入り、右側のドアを開けるとこの駅長室がある。お嬢さんが見つめているのは高雄港の配線図。 |
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写真S−770
駅長室の隣の部屋は資料室となっている。 |
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写真S−771
上の写真と反対側に書棚。左の書棚には日本の鉄道書籍や雑誌が大半。右側がなんと、台湾鐵路管理局公報がずらりと並んである。残念ながら形式図類は見当たらなかった。 |
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