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貨物列車と
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2011/9/24 苗栗鉄道文物展示館(台湾)

台湾の鉄道博物館はワンダーランド

 かねてから気になっていた苗栗にある鉄道博物館を訪れた。正式名称は苗栗鉄道文物展示館とのことだ。ご覧のように、公開時間中はゲートが開かれていて、係員の姿は見えなかった。勿論入場無料だ。展示車両には大

 

屋根が架かって、柱や植え込みがあり写真は非常に撮りづらい。それでは、全展示車両と台車をご覧頂きましょう。キャプションの出典は当館の説明板です。

 写真S−531 〜 553

        福田孝行 2011/9/24苗栗鉄道文物展示館

展示館入口
展示館全景
苗栗駅月台から遠望した展示館
CT152 1918年(民国7年/大正7年)汽車会社製造。日本国鉄8620形である。
DT561 1920年(民国9年/大正9年)American Locomotive製造のコンソリデーション(1D)
 30SPK2502(手前)+25TPK2053(奥)
30SPK2502:1921年製造の25TPK2052から1953年台北機廠で改造された二等木造客車。1991年に宿営車ES2502に改造されたが、国宝級の木造客車であるため1996年に30SPK2502に復元され、保存展示している。
25TPK2053:1921年台北工場で製造された三等木造客車。1950年代に宿営車ES2053に改造されたが、国宝級の木造客車であるため1996年に25TPK2053に復元され、保存展示している。
LDH101
LTPB1813+LDR2201
阿里山鉄路28 1913年(民国2年/大正2年)に美国拉伊馬公司(米国ライマ社)で製造されたシェイギヤードロコ。1973年まで使用された。
阿里山鉄路11403-1 1953年(民国42年/昭和28年)に新三菱重工で製造された出力190HPの3軸ロッド駆動の内燃機関車で、前後に遊輪を有する1D1軸配置。客貨車用として1982年まで使用された。
阿里山鉄路11403-5 1955年(民国44年/昭和30年)に新三菱重工で製造された出力346HPのロッド駆動の2軸ボギー内燃機関車。客貨車用として1982年まで使用された。
阿里山鉄路15F6006 1913年(民国2年/大正2年)に日本車輌製造で新製された15噸積みの2軸ボギー平車。回転枕木付きで2輌一組として原木輸送に使用された。廃車は1973年である。
阿里山鉄路SPC2 1971年(民国60年/昭和46年)に日本車輌製造で新製された28人乗りの高級客車。林鐵光復号に使用された最高級客車で内部設備は豪華にして、5個の扇風機を装備している。1982年まで使用された。
 台糖鉄路331 1935年(民国21年/昭和10年)に日本車輌製造で新製されたC型蒸気機関車。甘藷積載貨車牽引に使用された。
台糖鉄路254 1962年(民国51年/昭和37年)に台糖公司虎尾糖廠で製造された公務・巡動用ガソリンカー。
古典2軸ボギー台車。軸バネ、枕バネ共に板バネを用い、軸バネには緩衝ゴムを併用している。
釣合梁方式の2軸ボギー台車。軸箱守はアメリカンスタイルだ。
空気バネ台車。

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