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貨物列車と
構内風景
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2009(H21)/9/5 美祢
タキ1100形

11年ぶりにタキ1100形と再開するために美祢を訪れた。前回は新製直後であるため、ピカピカな姿であったが、現在では退色と汚れのためみすぼらしい姿になってしまっている。 タキ1100形は平成9年に登場した37トン積みのフライアッシュ及び炭酸カルシウム専用のタンク車であり,翌年3月までに合計24輌が日車で新製された。異なる2種類の積み荷を積載する初めてのタンク車である。新製時の所有者は宇部レールサポート所有であるが,平成16年に宇部セメントサービスに変更された。常備駅は現在まで美祢である。

 

往路は美祢の宇部興産伊佐工場から粉体の炭酸カルシウムを岡見の中国電力三隅発電所へ,復路は同発電所で発生するフライアッシュを美祢の宇部興産へ輸送している。輸送している炭酸カルシウムは石灰の微粉体で石炭を燃料とする火力発電所の脱硫に使用する。フライアッシュは微粉体の石炭灰で,セメント製造時の材料となる。 往復でフライアッシュと炭酸カルシウムの異なる積荷を積載するが,タンク体内部には隔膜など無く同じタンク体に積載する。荷下ろし時の残が多少合っても積荷の用途上気にしないのかもしれない。
 写真S−240 〜 244

 美祢のヤードで土日休憩するタキ1100形2編成。薄汚れてかわいそう!

撮影:福田孝行 2009/9/5 美祢 

 新製当時の彼女たちは、こんなに色白であった。

撮影:福田孝行 1998/6/21 美祢 

 11年ぶりの美祢は晴天であった。

撮影:福田孝行 2009/9/5 厚狭美祢

 タキ1100形2編成

撮影:福田孝行 2009/9/5 厚狭 

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