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2009/10/29 R1.0

ア1525形 7噸積油槽車
[M40不明/土運車改造]北越鉄道タ6〜8(3輌)→鉄道院タ6〜8(3輌)→ア1525形1525〜1527(3輌)
→タ1形21〜23(3輌)

北越鉄道改造タンク車シリーズの最後のロットは明治40年6月に改造されたタ6〜8である。買収の2ヶ月前のことである。
種車は明治30年三田製作所製の自社所有の土運車ツ38〜40で,改造では下回りをそのまま使用し容積8.0m3の鉄製円筒形タンクを新製した。荷重は北越鉄道改造タンク車シリーズの中で唯一の7噸積みである。容積が8.7m3もあるにもかかわらず6噸積みに甘んじたア1523形と対照的である。台枠及び輪軸が最初から7噸積み

 

に対応していたのであろう。
タンク体の固定は,一般的な横木方式ではなく,台枠に四角形の台座を設け,この中にタンク体を落とし込み2本の締金でタンク体を固定する簡易的な構造である。
大正14年の自動連結器取替を無事施行し,昭和3年の称号改正ではタ1形21〜23に改番された。敗戦後も全車在籍していたが寄る年には勝てず,老朽車淘汰の対象とされ昭和27年までに全車廃車となった。

諸    元
形  式  ア1525
製  造  M40改造
容  積  8.01m3(283ft3)
荷  重  7噸
自  重  5.50噸
換算比重  0.87
タンク内径 1473mm(4' 10")
タンク長さ 4750mm(15' 7")
台枠長さ  5512mm(18' 1")
軸  距  3048mm(10' 0")
走り装置  シュー式
ブレーキ  車側制動機
 
 
明治44年貨車略図