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2009/10/29 R1.0

ア1523形 6噸積油槽車
[M39〜40不明/土運車改造] 北越鉄道タ4,5(2輌)→鉄道院タ4,5→ア1523形1523,1524(2輌)

来歴はア1520形と同様で,明治33年新潟鉄工所製の土運車から改造されたと推測される6噸積油槽車で,改造時は北越鉄道タ4,5と称していた。北越鉄道買収により鉄道院に移り,明治44年にア1523形1523,1524に改番された。
改造では種車の台枠以下をそのまま使用し,その上に鉄製円筒形タンクを新造したと推察される。タンク体は

 

4ピース構成のため,ドームは継目を避けるため偏って設けていた。タンク体固定方法は一般的な横木方式である。容積はア1520形と異なり8.7m3と大きく,車軸を負担力の大きなものに交換して7噸積みに増噸することも可能であったが実施されず,自動連結器取替では改造不適格車として強制廃車された。台枠に問題が有ったのかもしれない。

諸    元
形  式  ア1523
製  造  不明(改造)
容  積  8.72m3(308ft3)
荷  重  6噸
自  重  5.10噸
換算比重  0.69
タンク内径 1537mm(5' 0-1/2")
タンク長さ	4788mm(15' 8-1/2")
台枠長さ	5512mm(18' 1")
軸  距	3048mm(10' 0")
走り装置	シュー式
ブレーキ	車側制動機
  
明治44年貨車略図