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貨物列車と
構内風景
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2008(H20)/11/30 倉賀野
タキ35811保存への旅立ち

 タキ35000形は,わが国初めての国鉄と各車両メーカーによる共通設計車として昭和41年に登場した35トン積ガソリン専用タンク車で,48年まで1108輌が新製された。この名車も48年製でも車令36年に達し,最後の運用である安善から拝島の米軍への燃料輸送も時間も問題であり,全廃の時期を迎えている。

 

 貨物鉄道博物館としてもタキ35000形は是非とも保存したい形式であり,このたび日本石油輸送(株)のご厚意により当館へ寄贈頂くこととなった。保存場所は足尾に決まり,車籍のあるうちに倉賀野までオンレールで輸送し,ここから足尾までトレーラで輸送することが決まった。
 倉賀野出発の日にタンク体の分離とトレーラーへの荷役を立ち会うことができたので,その雄姿を紹介しよう。

写真S−160 〜 S−179

 庫から出てきたタキ35811

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 みんなで状態確認

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 最初は梯子と手摺りの取り外し作業

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 梯子と手摺りを撤去したタンク車 

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 まずは受板と押え金のボルトを外し,タンク体を吊り上げ

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 空中に浮かんだタンク体

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 二度と見られない空飛ぶタンク体。まるで潜水艦。

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 低床トレーラーへ移動中

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 低床トレーラーに半分だけ乗っかったタンク体

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 タンク体下部の液出管支えが支障するので溶断し取り外し。

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 タンク体が無い下回り

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 下回りの吊り上げ準備中

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 吊り上がった下回り

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 下回りは高さがないので平床のトレーラーに積載

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

  平床のトレーラーに積載された下回り

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 梯子と手摺りはユニック付きのトラックに積載。

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 半分オーバーハングしたタンク体

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 タンク体出発!

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 下回り出発!

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

 梯子・手摺出発!

撮影:福田孝行 2008/11/30 倉賀野

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