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貨物列車と
構内風景
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2008(H20)/6/8 竹南(台湾)
保線車輌編成

 数年前まで竹南は月台(プラットホーム)から化成品タンク車が大量に見られる駅としてファンの間では有名であったが、今年訪れたときにはタンク車は1輌もなく、広い構内の手前側数線分は電化され、通勤電車の寝床と化していた。それでも奥には保線用おぼしきバラストホッパ車1輌と無蓋車4輌からなる編成がユニック付きの小さなロコを先頭に昼寝をしていた。九州より少し小さい台湾では、日本以上に鉄道貨物輸送の衰退が激しく、西部幹線のコ

 

ンテナ輸送は壊滅、タンク車輸送はDL用の燃料輸送をのぞいて壊滅している。しかし、有蓋車、無蓋車、長物車、などのいわゆる一般貨車による輸送と、石灰石専用ホッパ車、セメント専用ホッパ車、穀物専用ホッパ車、石炭車などの単元貨物の専用列車は盛んで、コンテナ列車と石油系タンク車列車一色になった日本より貨車ファンにとって楽しい国である。
写真S−88

撮影:福田孝行

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